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当社派遣技能実習生はJITCO日本語作文コンクールにて最優秀賞受賞

発表日時:2013-8-23 閲覧回数:3717

    先日、JITCO主催の日本全国「第21回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール」の結果が発表され、当社派遣の技能実習生 周健さんは最優秀賞を受賞しました。

 

   JITCOは日本「公益財団法人国際研修協力機構」の略称で、外務省等政府機関に認定される最も影響のある外国人実習生・研修生事業推進機構です。この度の日本語作文コンクールは第21回目で、3773編の作品の中から、32名の入賞者が決定され、最優秀賞受賞者は僅か4名です。

 

    1年間余りの在日技能実習生活で、周健さんの日本語能力は出国前のゼロから今の日本語能力試験1級合格(中国では大学日本語科卒業に準ずるレベル)まで上達してきました。この1年間余りの技能実習期間で、彼は日常の仕事から日本企業の生産、管理知識及び文化をしっかりと身につけ、将来帰国後の活躍も期待できます。

 

    これからもまた多くの実習生は技能実習制度に恵まれ、再教育され、自分の総合能力が上昇できるでしょうと我々は信じています。

 

 

添付:最優秀賞受賞の作文 「真の品質」 

 

真の品質

 

————広島県  周健

私が日本に来てから、(はや)くも8ヶ月が経ちました。

この8ヶ月間の実習を(つう)じて、多くの事を学んできましたが、その都度(つど)、自分が生まれ変わって来たように感じています。現在では、実習作業も日本語も多少(たしょう)ではありますが上手になってきたと思っています。

日本へ来る前、私は次のような疑問(ぎもん)を持っていました。「どうして日本製の製品は中国製よりも値段が高いんだろう?」。こんな疑問を(いだ)いて私は日本へ来たのです。

企業に配属されてから、私は送風機(そうふうき)の塗装を実習するようになりました。実習が始まったばかりの頃、先輩が、「塗装する時は、膜厚(まくあつ)を(膜厚とは塗料の厚さのことです)常に一定に(たも)たないといけないよ。簡単そうに見えるけど、失敗しやすいからよく確認しなさい」と私に注意しました。「えっ、膜厚(まくあつ)?そんなものお客様は知らないはずだし、知らない物にそこまで(こだわ)る必要もないでしょう」と私は思いました。

ある日、現場のリーダーが私を呼びました。リーダーは計測器(けいそくき)(にぎ)っていました。彼は、私が大きなミスを(おか)したこと、つまり私が塗装した送風機の表面の膜厚が規定(きてい)より薄すぎていることを説明して、こう言ったのです。「企業にとって品質は命だ!君のやり方は企業の命を殺す!」「企業の命を殺す」「命を殺す」。怒鳴(どな)られたわけでもないのに、その言葉は私の耳の中で、ずっとこだましました。不良品を出すことによる一番の大きな損失(そんしつ)は、時間や原材料の()()ではなく、お客様の信頼を(うしな)うことだと、初めて理解したのです。

 企業にとって、品質は命だとリーダーは教えてくれました。しかし、私は工場で働く皆さんの真剣(しんけん)な表情に、それ以上の何かを感じていました。その後、彼らを注意深く観察(かんさつ)して来た私は、ある結論(けつろん)(いた)りました。「品質は企業だけではなく、お客様の命も守るんだ」ということです。なぜなら、私たちが作った製品の故障や不具合(ふぐあい)が原因で、お客様を危険な目にあわせてしまうかもしれないからです。

お客様を大切に思っているからこそ、日本製の製品の品質の高さは世界でも高く評価されるようになったんだと思います。

私なりに、品質について、このように考えるようになってからというもの、同僚の真剣なまなざしの理由も、毎朝、朝礼で読む品質方針の意味も、そして日本製の製品がどうして中国製より高いのか、その理由さえも、わかった気がしました。

どうして高いのか、それは日本製の原材料には特別なもの、「お客様を(おも)う心」が入っているからだと、私は思います。

 

皆さんにとって、品質とはなんでしょうか